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売上の計上基準と決算期は

売上の計上基準と決算期は

会社は、何時のどの時点で売上を計上すればいいのでしょうか?
売上を計上する基準としては、一般的に商品等の引渡が必要なものは、その商品等を相手側に引き渡した日に売上があったものとされます。

売上の計上を認識する基準が何時であるかは、商品や製品を出荷した日 (出荷基準)、相手側が商品や製品を検収した日 (検収基準)となっています。

それでは、出荷した日とは、何時かといいますと商品や製品を工場や倉庫からトラックに積み込んだ時や相手先に商品や製品を納品したときをいいます。
検収した日とは、相手先が受け取った商品や製品を検収した時をいいます。

従って、決算書の内容をよくするために売上を早く認識するためには出荷基準を採用することがベタ-な方法といえます。
相手先に協力して貰って出荷の時期を早めて貰うといったことも利益を上げるために必要なことです。

嬉しい取引は取引先に大手が含まれているときです。
大手の決算期が3月末、当社の決算期も3月末の場合、大手はなるべく沢山費用となるよう処理したいと思っています。

そこで、大手は翌期以降仕入予定の製品や商品を3月中に仕入れることで費用を増やそうとします。
そうです、利益を抑えるためです。

当社にとってもこの取引はチャンスですね。
売上が増えるから赤字解消の方向へ1歩近づくからです。
大手と取引をしている会社は、そこが大事な交渉となりますね。

ここで余談ですが、もしあなたの会社が利益を出している会社で大手と取引をしていたらどうでしょう!!

決算期はどちらも3月決算です。

3月も半ばに入り多額の商品取引が発生したら、社長さんの会社は突然多額の売上とともに多額の納税という悲惨な事態が発生してしまいます。

儲かっている会社が大手と取引をしている場合は、決算期を変更した方が良いですね。
こちらの決算期が、2月とか、6月とかであれば節税対策をする時間がありますから・・・