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Column

ライバル会社が気づく前に「つもり」からの脱却

ライバル会社が気づく前に「つもり」からの脱却

インターネットに慣れたせいか、「つもり」になってしまうことが増えました。ささっとネットで検索をして、知ってるつもり見たつもり行ったつもりやってるつもり、そして考えたつもり

そんな「つもり」が積み重なると、すべての思考(深く考える力)が停止してしまいます。

たとえば、ひとつにゴルフ。打ちっぱなしに通い詰めて、ひたすらクラブを振るだけではテクニックは身についてもマナーは身につきません

マナーは心構えであり精神力でもあります。たとえ技術が向上しても、それだけではゴルフを「やってるつもり」に過ぎません。

だから、スコアも思うようには伸びません。仮にスコアが良かったとしても、マナーの悪いゴルフであれば、きっと誰も「あの人はゴルフが上手い」とは認めてはくれないでしょう。

そして、商売や経営に関するノウハウ本も「つもり」人口を増加させました。

また、クレーマーを想定した過剰なほどに丁重な日本のサービスも、私たちから考える力を奪っていきます。

だから、深く考えましょう。もし今、商売が低迷しているのであれば、その原因は、この不況のせいなのか。

もしかすると、自分でも気づかないうちに「マナーの悪いゴルフ」をしてきたのかもしれません。

かつて業績が良かった頃と今との違いは何なのか。時代背景や景気の波だけが本当の原因なのでしょうか。

そこで「商売に対する情熱は? フットワークの軽快さは? 目標設定の具体性は? 周囲への感謝は?」と自問してください。

一生懸命に仕事をしている「つもり」になっていないでしょうか。万が一にもそうであるなら、「つもり」を改め、自分に一鞭入れることでパフォーマンスは確実に向上するはずです。

そして、これに気づいているライバル会社は、ごく僅かです。まだまだチャンスは転がっています。

「つもり」から脱却しましょう。